中国人の歴史認識⑦ vol.1116

◇ 中国で歴史が語られる場合、

 

   長い間に味わった国恥は、

  しばしば次ぎの三つの

   慣用旬で表現される。

 

屡戦屡敗・・・ 度重なる戦いと敗北
(リュー・ジャン・リュー・バイ)

 

割地賠款・・・領士の割譲と賠償の支払い
(ゴー・ディー・ベイ・クワン)

 

喪権辱国 ・・・国権の損失と国を辱めること
(サン・チュエン・ルー・グオ)

 

◇ 中国が恥辱の一世紀の間に

 被った外国による主要な

 侵略としては、

 

・第一次アヘン戦争
 (1840〜842)

・中日戦争(日清戦争)
 (1894〜1895)

・満州事変
  (1931)

・第二次アヘン戦争
 (1856〜1860),

・義和団事件
  (1900)

・日中戦争
  (1937〜1945)

 

などがある。

 

◇ 中国人はアヘン戦争を

  歴史上の決定的な転換点と

  とらえている。

 

中国政府は1985年、

 

かつて林則徐がイギリスの

アヘンを没収した、

 

まさにその場所に

「アヘン記念館」を建てた。

 

こうした博物館や記念碑は、

ある集団の人々が

過去の出来事を、

 

どのように記憶しているかを

知るための情報の宝庫となる。

 

そして市民意識や

アイデンテイティを教える

教育ツールとして、

 

それらは利用されている。

 

このアヘン戦争博物館は

1996年に国指定の

「愛国主義教育基地」の

ひとつになった。

       つづく

 

<今日の名言>

勤勉だけが取り柄なら

蟻と変わるところがない。

何のためにせっせと働くかが問題だ。

 ヘンリー・デヴィット・ソロー(作家)

 

*成果を上げている人の多くは、
「目的」を持っています。
 一生懸命働く理由はなんなのか、
 時には考えることも必要です。

 

今日一日の人生を大切に!

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