タモリ・ストーリー ⑤  最終回 vol.1030

なぜ、タモリは、

  あのホテルの一室で、

  とっさに芸ができたのか。

 

 タモリは、幼少の頃、幼稚園行かずに

 ずっと坂道で人物観察をしていた。

 

教会でも牧師さんを芸人だと

思って観察していた。

 

どんなジェスチャーで、

どんな声の抑揚で、

どんな言葉を放ったときに、

 

人を感動させられるかを

学んでいたのだ。

 

そして浪人時代、

 

押し入れの中でずっと

外国語のラジオを聞いていたから、

とっさにインチキ中国語もできた。

 

意味なくやっていたものほど、

実は自分の血となり肉となる。

 

意味なくやる!

 

これほど純粋な動機はない。

 

タモリのギャラは

 「笑っていいとも!」の

 1回の放送で 200万円

 

 1週間で 1000万

 

年間で「笑っていいとも!」だけで

5億円の収入を得ていた。

 

だが、収入については無頓着で、

放送局とのギャラ交渉に

意見することはなかった。

 

タモリがホテルの扉を開けて、

  自分の人生を開いたように、

 

「人生の扉」

「何でこんなところに?」

と思えるところにある。

 

「人生の扉」は、

それが扉であることに

気づかないようになっている。

 

だから、どんなことでも、

いつも本気でのぞむしかない。

 

俺の人生の扉、ドアは、

あのホテルのドアだった!

 

あれを開けると開けないでは、

人生が大きく変わっていた。 

       byタモリ  完

 

<今日の名言>

「現状維持!」 タモリ

*現状維持という言葉は、
  積極性に欠く印象があるが、
  タモリの場合は現状を維持するために
  最大限努力するという意味が込められている。
  そういった日々の努力が「笑っていいとも」
  という長寿番組を作りあげたという
  ことになる。

 

今日一日の人生を大切に!

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