ランチェスターの法則 ③ vol.806

「100年前の法則? 

 そんな古めかしいものが役に立つのか」

      

 中には疑問に思う人が

   いるかもしれない。

 

高度経済成長期やバブル期のように

市場が年々拡大しているときは、

 

ランチェスター法則の重要性は

差ほど高くない。

 

2位に甘んじていても

業績は伸びたからだ。

 

しかし、これからの日本は、

人口減少と少子高齢化が同時に進み、

多くの分野で市場が縮小していく。

 

また生産人口も減る。

 

こうした逆風下で、

2位以下の企業が1位と

同じような経営をしていたら、

ほとんど利益がでなくなる。

 

安定した収益を確保するためには、

もはや1位を奪取するしかない。

 

そのために「ランチェスターの法則」

とても有効になる。

 

◇たとえば近江(おおみ)商人だ。

 

 近江商人には、

  すぐ近くに大阪商人という

 強力なライバルがいた。

 

大阪商人は東海道を販売拠点として

しっかり押さえていたので、

同じ場所で勝負したのでは勝ち目はない。

 

そこで中仙道など、

大阪商人が進出してない場所に絞って

商品を展開することで、

繁栄を手にしてきた。

 

何百年たっても、

 経営の原理原則は

   大きく変わっていない。

 

経営環境が厳しい時代だから

こランチェスターの法則の

原理原則に立ち返る必要がある。

 

最近はインターネット通販が普及し、

地方の小さい店が全国の顧客を相手に

商売できるようになった。

 

そうした時代背景からも

ランチェスターの法則が見直されている。

 

同業他社に追いつけなければ、

撤退するしかない。 

 

コロナ禍の時代、

いまこそランチェスター経営を

学ぶべきときである。  完 

 

<今日の名言>

世界一の山に登るのは、

ほかの企業がやればいい。

パナソニックがやるべきことは、

新しい山をつくることだ。

変化に挑戦するからこそ苦悩があり、

変化を継続するからこそ発見がある。

私はこの変化を楽しみます。             

 (パナソニックの広報サイトの
     社員からのメッセージ)

 

 

今日一日の人生を大切に!

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