◇ 戦国の世にあっては、
「国の斬り盗りが上手いか下手か」
で能力が測られた。
そしてその「斬り取り能力」が高い武将は、
当然人事評価がAランクとなった。
戦国の世からすでに業績評価は実施され、
今よりも厳しく評価されていた。
◇ しかしいったん国が統一され、
太平の世になったとき、
求められる能力も
大きく変わってしまった。
根本的に評価基準が
変化したにもかかわらず、
そのことに気づかず、
ついていけずに、
時代に置いて行かれケースは
枚挙にいとまが無い。
◇ 例えば、秀吉がいい例である。
国内で戦う相手がいなくなり、
中国・朝鮮まで領土拡大を野望した結果、
西国大名が疲弊し、
徳川家康が後に天下をとる要因にもなった。
◇ ある、一世を風靡した
パラダイムに囚われると、
その呪縛から逃れることは
甚だ困難である。
結果として、
致命的な事態を出来させてしまうことがある。
そんな好個の例といえる。
時代の変化とともにルールは変わる。
だからこそ、
これまで有効であったルールが、
これからもそのままであり続けるのか否か、
常に疑う必要がある。
◇「新しいものもまた古くなる」
「日に新しく、日に進む」
「祇園精舎の鐘の音は、
諸行無常の響きあり」(平家物語)
「行く川の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず」(方丈記)
世の中のすべての現象は絶えず変化し、
同じ所へは寸時も止まらないのが
天地の姿である。
アフターコロナの世界は
確実にルール変わる。
今までのルールが通用しなくなる。
そう、
パラダイム が 変わるのである。
この確実に変化する時代に遅れを取らぬよう、
心したいものである。
<今日の名言>
私はいつも自分のできないことをしている。
そうすればできるようになるからだ。
パブロ・ピカソ
*無理だと思っていたことができたときには
逆にそれが新たな強みとなっていく。
今日一日の人生を大切に!
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