リベラルアーツを学ぶべき3つの理由 ③ vol.623

 

◇ 社員が参加できる講座も

    ビジネスに生かそうと、

 

    リベラルアーツ研修を

    実施する企業も増えている。

 

ある商社では月に数回、

7時半から専門家を呼んだ

講座を開いている。

 

社員は自分の興味のある

講座に自由に参加でき、

 

著名な講師の日は

300人くらいが聴講するという。

 

講師の話を一方的に聞くだけでなく、

実際に絵画を見たり、

生演奏を聴いたりした感想を言い合うなど、

内容にも工夫をこらす。

 

また、

新任部長研修や次世代リーダー研修などの

プログラムの一環として、

 

リベラルアーツ講座を

組み入れる企業も増えている。

 

◇ 全日本空輸では2014年から、

    グループ会社の社員も含めた

    リベラルアーツ講座を開いている。

 

講座のテーマは地政学、禅などの宗教、

ギリシャ神話と星座、落語など

硬軟織りまぜた内容となっている。

 

ANAはグローバルに活躍できる「人財」

 

「世界とたたかい、

 よく知られ、愛される」 と定義。

 

課長や部長クラスの選抜者を

対象にした研修では、

 

企業運営を担うために必要な

多様な価値観、自身の判断軸

覚悟、自分なりの意見・持論

を醸成することをめざしている。

 

受講した社員からは、

 

「様々な情報を単一の視点でなく、

     複線化して考えることが必要」

 

「人々の行動様式の背景にある

   宗教の理解が欠かせないと痛感した」

 

といった感想が寄せられたという。

 

◇ これまで多くの企業が

  実施する研修は、

 

役員クラスが事業ごとの

方針を説明したり、

 

人事考課をする際の注意点を

話したりするなど、

 

その会社の事業に関する内容がほとんどだった。

 

かつては教養など個人で勉強すべきことだ

という風潮もあったが、

最近は企業の意識も様変わりした。

 

人生100年といわれる時代、

 

働く期間が長くなり、

新たな職に就くために

学ぶ時間も増えるだろう。

 

リベラルアーツは、

「学ぶこと」を学ぶことができ、

なっといっても  人生が豊かになる。

 

ビジネスパーソンにとって

必要な素養といえそうだ。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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