年金の運用はまったく信用できない ② vol.605

 

◇ 国内でFXが流行り始めた十数年前、

    ほとんどの業者が自社の運転資金と

    顧客から預かった預託金を、

 

    1つの口座で管理するという

     どんぶり勘定の経営を

     行っていたことが判明し、

 

今では信託保全で顧客資金は、

しっかりと分けた管理運用が求められている。

 

しかし、安倍政権における年金の原資は、

まさにこのどんぶり勘定の域に達している。

 

◇  一応はGPIFによる分別管理でありながら、

    株や為替相場で都合が悪くなると

    平気でこの資金を使って買い支えを行い、

 

為替では介入の代行もどきの機能を

発揮させているのは大問題で、

 

国民に対する重大な背信行為

ではないかと思う次第だ。

 

この政権を支持する国民の方々は、

こうした行為にすらも怒りを

覚えないのだろうか。

 

もはや絶望的な気分といえる。

 

◇ 参議院選挙直前に金融庁が発表した

    不可解なレポートでは、

 

年金資金は平均でも

2,000万円足りなくなるので、

 

自助努力で投資なり貯金なり

せよという内容だった。

 

しかしどうやら実態は

それよりもはるかに悪化しているようで、

 

もはや原資は残らない方向に

向かっているように思われる。

 

◇ リーマン・ショックから丸11年。

 

ここから米国株で大暴落などがあれば、

今回ばかりはGPIFの原資が

完全に枯渇するという、

 

ダムの湖の底を垣間見ることの

できるような状況が示現するのも

そう遠い話ではなさそうだ。

 

◇ 年金の不足部分をなんとか

    自分の投資行動で穴埋めしようと

    一念発起して、

 

ネット証券などの投資セミナーに

ど素人の個人投資家が

押しかけているようだが、

 

下手くそとは言えプロがやって

この調子なのだから、

 

個人投資家は、むやみに金融投資に

資金を突っ込んで溶かさないように

十分な注意が必要だ。

 

◇ 我々は国民年金保険や

    厚生年金保険という名称のサービスに

 「保険料」という形で資金を支払っている。

 

しかし、そもそもベースになる

支払いすら確保されず、

 

しかもここ一番で何も返ってこない、

いわばベネフィットの何も存在しない、

 

恐怖の詐欺的掛け捨ての仕組みを

保険と呼ぶのはあまりにもひどすぎる。

 

これは保険の名称を借りた

新手の税金の搾取にすぎない。

 

少なくとも保険という名称は

即刻やめるべきだろう。

 

◇ 日銀とGPIFをはじめとするPKO軍団の

    異常な買い支えのおかげで、

 

お盆を過ぎても日本の株式市場は

閑古鳥が鳴き、

取引ボリュームは日々激減中だ。

 

株価を支えることは

インチキアベノミクスの成果を

ねつ造するのには役立っているのだろが、

果たしてそれ以外に何の意味があるのか。

 

そろそろこの茶番のスキームも

終焉すべき時期が到来していることを

強く感じる次第だ。

 

◇ 20代、30代の若者は、

    年金はもらえないと考えたほうがいい。

 

将来の老後のために、

NISA iDeCo を最大限利用して、

自らの責任で長期運用をすることをお勧めする。

                                                     

 

 

今日一日の人生を大切に!

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