顔認証技術が世の中を大きく変える ③ vol.585

 

◇ 顔認証技術はシェア経済の

    さらなる認証手段になる。

 

シンガポールの配車大手グラブは

米マイクロソフトと提携し、

 

運転手と乗客の身元を

正確に確認するために

顔認証を導入している。

 

米ウーバーテクノロジーズも

マイクロソフトの技術を使い、

 

運転手の身元を確認して

事故を減らしている。

 

インドでは、ウーバーの運転手は

自撮りか顔をスキャンするアプリを使って

自分のアカウントにアクセスし、

本人確認を実施する。

 

この情報を使い、

認証されたプロの運転手だと

乗客に保証する。

 

乗客側も顔認証を使ってアカウントを開き、

配車を依頼する。

 

運転手が到着すると、

乗客が照合されたことが示される。

 

将来的には、車に顔をスキャンする技術が

搭載されるため、

 

車が近づくと乗客の顔を認識し、

配車を依頼した人物だと

確認できるようになる。

 

◇ 多くのレストランが

    顔のスキャン技術を使って顧客、

 

     特にリピーターへのサービスを

     向上させている。

 

米カリフォルニア州のレストラン

「カリバーガー」では、

 

常連客に顔認証を使った

サービスプログラムを提供している。

 

顧客は機械に近づいて

自分の顔をスキャンするだけで、

 

これまでの注文内容を確認し、

特別割引サービスを受けられる。

 

中国のケンタッキー・フライド・チキンでも

似たようなサービスが実験されている。

 

顔認証とモバイル認証を活用し、

顧客がほほ笑むだけで代金を支払える。

 

顧客が注文すると、

様々な機械が顧客の顔を

スキャンして写真を撮り、

写真を注文データと共に保存する。

 

次の来店時には、機械とスタッフは

その顧客の名前を呼んであいさつし、

客の好みに合いそうな商品を提案できる。

 

◇ マイクロソフトや韓国の

    サムスン電子、アップルなどは既に、

   顔スキャンをスマホやタブレット端末、

   パソコンのロック解除に使っている。

 

顔認証が搭載された機器を既に使っているか、

自分の個人情報を守るために

使う計画があると答えた米消費者は54%に上る。

 

車からキッチン家電に至る

他の製品に顔認証が搭載されるのも

遠い先の話ではない。

 

普段使われているスマート機器や

コネクテッド機器に顔スキャンを

導入することで、

 

利用者に応じたサービスやプライバシー保護が

日常生活により深く織り込まれるようになる。

 

◇ この顔認証技術により

   買い物に行っても、レストランに行っても、

 

病院に行っても、車にのっても、

世界中どこにいても、

 

個人情報(経歴、資産、家族、健康状態)が

その場で認識され、

即時に処理されるようになる。

 

これを便利な世の中になったと

喜ぶことができれば、それはそれでいい。

 

だが、この技術が、

B to C  から  C to C  にまで広がったとき、

 

社会構造までもが大きく変わってしまうことを

認識する必要があるのではないだろうか。

                                                 

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください