「5G」のインフラがイノベーションを起こす ① vol.563

 

◇ 産業構造を激変させる

    5世代移動通信システム5G

    2019年にも登場する。

 

すでに大手キャリアが陣取り合戦を

繰り広げているのが、

「革新的なサービス」の創出だ。

 

従来のスマホを中心とした

BtoCビジネスから、

 

BtoBtoXのサービス 共創” へと

軸足の移行が求められている。

 

◇ ヒトの1世代は30年とされる。

 

それに比べてテクノロジーの進化は

驚くほど早い。

 

そもそも携帯電話が誕生したのは、

30年余り前。

 

ヒトが生まれて親になるほどの間に、

モバイル通信の規格は、

4世(4G)まで達している。

 

00年代に広がったのは

3G(第3世代)だった。

 

デジタル化が進み、

携帯端末でネットにつなぐのが

当たり前になった。

 

まだガラケーの全盛期である。

 

4Gになって通信速度が劇的に上がり、

スマートフォンが普及。

 

動画配信が急速に広がった。

 

4Gは次世代高速通信の代表格とされ、

一つの到達点を迎えたが、

 

その4Gのスペックを

はるかにしのぐのが5G」である。

 

10Gbpsを超える「高速・大容量」に加え、

     通信の遅れは1000分の1秒と

     限りなくリアルタイムに近い「低遅延」、

 

それが1㎢当たり 100万台以上の端末

「多接続」できるようになる。

 

3Gが電話回線の時代とすれば、

  4Gはデータ通信の時代。

 

そして、5Gとは

サービスをデリバーするネットワーク

 

あらゆるモノがネットにつながる

IoTそのもの。

 

◇ 例えば、高速・大容量、

    低遅延、多接続という5Gの特徴を

   すべて生かせる大本命とされているのは

  「 自動運転技術」だろう。

 

また、大都市と地方の診療所などを

結んだ遠隔医療も期待される。

 

高精細な画像伝送が広がれば

顔認識の精度が格段に高まり、

迷子がいなくなるかもしれない。

 

つまり、アイデア次第で、

この世のあらゆるモノに

イノベーションを起こし得る

インフラが5G」なのだ。

 

◇ スマホがビジネスの主役でなくなる時代、

   キャリアのビジネスモデルは

   BtoCからBtoBtoXに変わる。

 

通信キャリアは消費者(C)に

スマホを売るベンダーではなく、

 

5Gというインフラを使って

他社(B)と共にサービスを

作り上げる存在になる。  

                        つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

 

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