韓国の通貨は「坑内カナリヤ」 ①    vol.530

 

◇ 韓国経済は米中貿易戦争の影響を

    強く受ける。

 

   韓国輸出の 約4分の1 が対中輸出、

   さらに、全輸出の 5分の1 は、

   半導体が占めている。

 

実は、この中国と半導体が、

いずれも不振であるという事態に

追い込まれている。

 

こういう韓国の輸出構造から見て、

ウォン相場は、アジア通貨では

「カナリヤ」と呼ばれている。

 

◇ カナリヤは昔、

    坑道に入って作業する鉱夫の

     安全管理のために利用されてきた。

 

坑内に有毒ガスが発生した場合、

カナリヤ人間よりも先に死ぬため、

検知器として使用した。

 

つまり、韓国ウォン相場の急落は

アジア通貨異変の兆候と見ることができる。

 

韓国にとってはなはだ迷惑な話だが、

社会が異常になっていくのに、

いち早く気づき、

 

のたうち回って人々に知らせるのが

韓国ウォンの使命なのだ。

 

◇ 韓国は、

   これから世界三大格付け会社が、

    相次いで格付け作業に入る。

 

すでに、S&Pの審査は終わった。

 

結果はまだ発表してないが、

「条件」が付くという予測がされている。

 

もし、格付けで引き下げられることがあれば、

文在寅政権のメンツは丸潰れになる。

 

◇ これまで文在寅政権は、

 

   「マクロ経済は相対的に良好である。

     間もなくその成果が国民に届く」

 

と確言してきた。

 

それが、格付け会社の

総合判断によって覆されれば、

文政権は責任問題に発展するだろう。

 

来年4月は、国会議員の総選挙。

 

格付け会社によって、

経済実態が不調であると判断されれば、

総選挙の結果にも大きく影響するだろう。

 

与党の「共に民主党」が敗れれば、

次期大統領選にも響く。

 

このように、韓国は経済次第で

政治状況が変わるため、

ウォン相場の推移に注目が集まる。

 

与野党が逆転する事態も起こりかねない。

 

では、具体的に韓国経済の問題点を

探って行くことにする。   

           つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

 

 

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