金正恩の非核化へのシナリオはでっち上げ ① vol.523

 

◇ ロシアのプーチン大統領と

    北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)

    朝鮮労働党委員長による

    初めての首脳会談が 425日、

    ウラジオストクで開かれた。

 

2月の米朝首脳会談決裂を受け、

朝鮮半島の平和体制構築について意見交換し、

地域の安定に向けた連携強化で一致。

 

金委員長が自国の非核化を含む

「朝鮮半島情勢の共同管理」の意義を

強調するのに同調して、

 

プーチン氏も半島問題での外交的解決で

積極的役割を果たすと表明し、

両国の協力関係を強調した。

 

◇ 金正恩とプーチンの単独会談が2時間、

    閣僚を交えた拡大会合が1時間半、

    計 3時間半 話し合った。

 

合意文書はなく、朝鮮半島情勢、

非核化、経済・軍事協などについて、

「意見交換」したということだろう。

 

◇ では金正恩は、何のためにロシアに

     行ったのだろうか?

 

それを理解するためには、

彼の現状を知っておく必要がある。

 

◇ 北は、「段階的非核化」を主張している。

 

いきなり完全非核化はしない。

 

北は、まず少し非核化する。

 

そしたら国連安保理は、

少し制裁を解除する。

 

北は、また少し非核化する。

 

国連安保理も、また少し制裁を解除する。

 

このプロセスを遅々と繰り返しながら、

最終的に完全非核化をする、と言っている。

 

しかしこれは北のウソの

でっち上げのシナリオだ。

 

そう、これが北の常套手段なのだ。

 

◇ 北が少し非核化して、

   一部制裁解除が実現すれば、

 

中国・ロシア・韓国から

大金が流れ込んでくる。

 

大金が入ってくれば、

核兵器を手放す理由がなくなってしまう。

 

そこでアメリカ、日本は、

あわてて再び制裁を

強化しようとする。

 

しかし今度は、拒否権をもつ中国、

ロシアが反対するので、

制裁を再強化できなくなってしまう。

 

 

だから、北は「段階的非核化」

やるのである。

 

◇ 先月、北朝鮮の金正恩は、

 

「もう一部非核化したのだから、

           制裁を解除してくれ!」

 

    とトランプ大統領にいった。

 

しかし、アメリカは過去に何度も

だまされた経験があるので、

段階的非核化に応じなかった。

 

結果、北朝鮮は、

経済的に非常に苦しい状況のままである。

                                          つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

 

 

 

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