小早川隆景の決断 vol.342

 

「万事を決断するに、

   仁愛を本として分別すれば、               

  万一、当たらざることありとも遠からず」

 

  決断は難しい。

 

    小早川隆景(こばやかわたかかげ)は

    戦国・豊臣期の武将。

 

   中国地方の大名毛利家の実質的な

    総師として難しい決断を迫られていた。

 

その決断は見事なもので彼の存命中、

毛利家は安泰であった。

 

◇ 隆景が正しい決断ができたのはなぜか。

 

 不思議の思った黒田長政(初代福岡藩主)が

    決断の秘訣をたずねた。

 

 「分別に肝要なことはあるのか」

 

 隆景いわく

 

「それはある。分別の肝要は仁愛である。

 仁愛なき分別は、智が巧みでも皆あやまり」

 

  と言い、冒頭のように述べた。

 

結局、

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあるということ。

 

自分の利得だけで物事を決めたときは、

一見得に見えても、

見込みがはずれたとき、破滅する。

 

決断するときは

「心中に一抹の仁愛を」 

 

戦国きっての戦略家はそう説いている。

 

  仕事も同様!

 

 決断するときは、部下社員に

 一抹の仁愛をもって臨めば、

 判断を誤ることはない。

 

 しかしこれがなかなかできない。

 

<今日の名言>

千日の稽古を鍛とし、

万日の稽古を練とする。  

                      宮本武蔵

 

 *これを鍛錬というのです。

      これだけの努力が必要です。 

 

 

今日一日の人生を大切に!

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