冬はつとめて
雪の降りたるは言ふべきにもあらず
霜のいと白きも
またさらでもいと寒きに
火など急ぎおこして 炭持て渡るも
いとつきづきし
*つきづきし: ふさわしい、似つかわしい
◇ 清少納言は冬の早朝を褒め称えていますが、
寒くなると布団から出ることが
ツラいトンビとしては考えられないことです。
春はあけぼの…… 春は朝日がのぼる頃がいい
夏は 夜がいい
秋は夕暮れがいい
日本の四季のそれぞれについて、
ベストな時間帯を言い表わしています。
清少納言のように、四季折々において、
その移ろいを肌で感じながら
一日一日を過ごしていきたいものです。
◇ さて、枕草子にも登場する炭ですが、
現代では暖をとるよりも消臭や吸湿の
ために使われることが多いですね。
炭は目に見えない小さな穴が
無数に開いているので見た目よりも
表面積があり、高い吸着力を持っているんです。
煮沸し乾燥させると半永久的に
効果が持続するので,
ぜひ一度試してみてください。
*今日一日の人生を大切に!
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