今の延長線上に未来はない      vol.136

 

「人口は自然に増える」

    「物価は上がっていく」

    「給与もあがっていく」 など、

 

   普段はあまり口に出さないが、

 楽観的な見地から、

 また、未来に希望を持ちたいという想いから、

 多くの人が「暗黙の了解」

   認識していることが多数あります。

 

   しかし、今までそうであることを

   前提としていた事柄が、

   いつの間にか前提ではなくなりつつ

   あるようです。

 

   日本の人口が減少を始めているのは

   周知の通り。

 

   つまり、今までと違う社会が

   形成されつつあるということになります。

 

 大企業といえども

「この会社は20年後も安泰」

 と思える企業が果たして

 どれくらいあるでしょうか。 

 

 トンビの前会社も大変苦戦をしており、

 同期入社の7割が転職、リストラ

 されています。

 

 産業構造の転換は現実です。

 

 これを直視することから

 始めなければなりません。

 

◇ 技術は、長い間の積み重ねであるため、

   そこから将来を予測すると

   どうしても未来像を過去の延長線上に

   描くことになります。

 

   しかし、人口増加は減少に転じ、

   新たなインフラが登場するなど、

   現実の社会は「延長線上」ではなく

  「不連続」ということになります。

 

   たとえば、大きな変化の象徴として

   いまや必需品となった「クラウド」は、

   ほとんどの企業にとって、当初は

「業界の外」で巻き起こった出来事でした。

 

  そしてこれらは、あらゆる業界の産業の

  枠組み自体を変えるほど大きな衝撃を

  与え、生活自体が変わってしまいました。

 

 また最近は、金融業界にも

 「仮想通貨」という大きな波が

 押し寄せています。

 

  このように社会の前提条件が

  大きく変わろうとしている時こそ、

  自らの業界の外にそつなく

  目をみはらなければならなりません。

 

  自らの思惑や今までの経験を

  交えることなく未来像を見極め、

  そこから自らの姿を見つめ直すことが必要です。

 

  そして、これは仕事だけでなく、

  われわれの人生にもいえることです。

 

「今の延長線上に未来はない」

 

  したがって、未来を基点として

   「逆算式」

  人生戦略を考える必要があります。

 

<今日の名言>

  小さな穴は大きな船を沈めてしまう。   

            ユダヤの諺

 

 *小さな穴が重大なことにつながります
  小さい穴を見逃さないように。

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