いよいよ投票日が近づいて参りました。
「1票の格差是正」により、
戦後最小の定数465(小選挙区289、比例代表176)
議席を争う今回の衆議院選。
自民、公明両党による連立政権の継続か、
希望の党など新たな勢力に政権を
託すのかが最大の焦点になります。
今のところ自民党がやや優勢ですが、
最終的には投票箱を開けてみるまでわかりません。
しかし、開けなくても事前に
わかる方法があるのです。
本日は、投票日の前にぜひ知っていてほしい
「投票箱を開けなくてもわかる方法」です。
その方法には「統計学」を利用します。
難しい話ではありません。
◇ 統計学上では、
小さいサンプルよりも、
大きいサンプルのほうが、安定している。
これは統計学上の基本中の基本。
では、正当なサンプリング数とは
どのくらいかというと、
それは母集団(N)、
つまり調査対象となる集団の
大きさで決まります。
たとえば、
N=1000場合
必要なサンプル数は 600
N=100、000の場合は
必要なサンプル数は 1500
となります。
つまり 10万の母集団を調査するには、
1500ぐらいサンプリングすれば、
99%の確率で調査できるということです。
また、Nが100万以上になっても
必要なサンプル数は 1537人です。
ここが統計学の面白いところです。
1億でも同じ。
つまり
1500~2000のサンプリングをすれば
1億の意見も調べられるということです。
ほ~~~ そうなんだ。
◇ この考えか方がいろんなところに
応用されています。
たとえば、各種の世論調査は、
どれも1500人~2000人を
対象にしています。
それ以上やっても意味がないからです。
また、選挙の出口調査も同じ考え方です。
1500人のサンプリングをすれば
合否が確定します。
選挙前でも、期日前投票の出口調査で
合否が決まります。
あゝ だから、あんなに早い時間に
「当選確実」が でるのか~
そうなんです。
期日前投票の出口調査で、
当確は決定しているのです。
◇ この考え方をコンビニエンスストアーに
持ち込んだらどうなるでしょうか。
全国のセブンイレブンの店舗数は約2万
N=20,000 この場合の必要なサンプル数は
800~1000ということになります。
つまりセブンイレブンを調査をする場合、
正当なサンプル数は1000店舗程度
ということになります。
1000店舗調べれば、
正確な調査が可能となります。
逆に、予算の都合で、
正当な数の調査ができない場合は
正確な調査ができないということになります。
新聞や雑誌等には、いろんなアンケートや
調査結果が掲載されていますが、
そのときは、サンプル数に注視してください。
もし、サンプリング数が少ない場合は、
このように言いましょう!
「あなた統計学の基本をご存知ですか?」
<今日の名言>
そりゃ 今は悲しいだろうけどさ
月日がたちゃ どんどん 忘れていくよもんだよ。
忘れることは 本当にいいことだな by 寅さん
*今日一日の人生を大切に!
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