他人の力をうまく利用する「空気投げ」 vol.81

◇ 柔道や合気道、相撲に「空気投げ」

    という技があります。

 

  「空気投げ」は千代大海が2009年に

   5月場所のカド番脱出がかかった

    千秋楽にて、出した伝説の大技です。

 

    千代大海の相手は把瑠都でしたが、

    把瑠都の負けかたが,、なんとなくおかしくて

    明らかに八百長だろうと噂がたちました。

 

    その決め技が、触ってもないのに

    把瑠都が吹っ飛んでいるように見えるので

  「空気投げ」ではないかと言われている技です。

 

    この「空気投げ」は大きな力を使わずに、

    大きな人を投げる技を示すのですが、

    大きな仕事をするときも

    この「空気投げ」が有効です。

 

    大きな仕事は正面から取り組むと

    大変な労力がかかります。

 

    しかし組織の力学や外部の権威・知見を

    利用することで、動かせなかかったものが

    動かせるようになる、というのが

   「空気投げのテクニック」です。

 

◇ 例えば 明治維新は「黒船」という

    外圧が起点となりました。

 

   また 郵政民営化も政治家の論理や

   法律立案能力そのものよりも

   むしろ民意という外部の大きな力で

   動いたのです。

 

   小泉元首相は、この「空気投げ」の技を

   実にうまく利用しました。

 

   投げられた方は、たまったもんではありません。

 

   目的を達成するためには、

   組織内だけに目をやらず、

   外の力をうまく利用すれば最短距離で、

   そして最小労力でアプローチする方法が

   見つかるかもしれません。

 

「自力」も大事ですが「他力」のほうが

  より大きな力とるはずです。

 

*今日一日の人生を大切に!

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