オックスフォード大学の学長の話 vol.1012

◇「オックスフォード大学は、

  何を教えようと考えているのか」と、

 

 ある知識人が尋ねたところ、

 

 学長はこう答えた。

 

インドを失った連合王国は、

もはや今後大きく成長することが

できない国家です。

 

いわば、

没落が運命づけられている国です。

 

学生たちには、そのことを

しっかり認識してほしいと思っています。

 

オックスフォードは、

明日の連合王国を担っていく

エリートを輩出する学校ですから、

 

未来のリーダー達に、

連合王国の現実を

しっかり理解してもらいたいのです。

 

そして没落を止めることは

できないまでも、

 

そのスピードを緩めることが、

いかにチャレンジングで、

 

難しい仕事であるかを

理解してもらいたいと考えています。

 

自国の没落をリアルに

  認識してほしいという言葉に、

  トンビは驚くと同時に感動を覚えた。

 

オックスフォード大学は、

恐ろしいほどのリアリズムと

深い哲学のもとに、

 

未来のリーダー達に本当に必要な教育を

展開しようとしている。

 

学生たちも大学側の意を

しっかりと受け止めているようだ。

 

オックスフォードでは、

 一番優秀な学生は外交官を目指す。

 

ネゴシエーションを通じて

連合王国の伝統と歴史を守り、

 

没落のスピードを緩めたい

ということなのだろう。

 

もう一つ、

 優秀な学生が目指す職業は

 次の世代を育てる「教師」だそうだ。

 

そして、それより成績が劣るグループが、

シティに行ってお金儲けに精を出す。

 

このような優れた教師や学生たちがいる限り、

連合王国は没落の運命にあるとはいえ、

 

国際社会でしぶとく

生き残っていくだろなと、

 

強く感じた。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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