人間の第六感の存在が明らかになる vol.557

 

◇ 地図なしで長い旅ができる

    渡り鳥のように、

 

    人間も地球の磁気を感じる能力を

    持っていることを発見したと、

 

東京大と米カリフォルニア工科大などの

共同研究チームが今年3月下旬、

米専門誌に発表した。

 

「第六感」とも呼べる無意識の

潜在的な能力で、

 

何らかの利用法が見つかる

可能性があるという。

 

◇ 地球は北極がS極、

    南極がN極の巨大な磁石で、

 

位置に応じて方向が

異なる地磁気を帯びている。

 

渡り鳥は地磁気を感じる能力を

コンパスのように使って方位を

正確に把握し、

季節に合わせて移動している。

 

人間の感覚は視覚、聴覚、

触覚、味覚、嗅覚の五感だけで、

磁気を感じる力はないとされていた。

 

◇ 研究チームは地磁気を遮断した室内で、

    日米など18~68歳の

    男女34人の頭部を

    地磁気と同程度の強さの磁気で

    刺激する実験を行った。

 

その結果、磁気の向きに応じて

無意識のうちに脳波が異なる反応を

示したことから、

 

人間は地磁気を大まかに

感じ取る能力を持つと判断した。

 

◇ 地磁気を感じる「磁覚」

    渡り鳥のほかサケやミツバチなど

   多くの動物が持っており、

 

人間も以前は持っていたが

退化したとみられている。

 

ただ、人体には磁気を感じ取る働きが

あるとされるミネラルやタンパク質が

多くあることから、

 

利用できなくても感じ取る力は

残っていたらしい。

 

◇ チームの東大准教授は、

 

「人間に未知の第六感があることが

   確認された。

  これを意識的に利用することは

  非常に難しいが、

 今後さらに詳しく調べて探っていきたい」

 

と話している。

 

トンビは、常々、

磁覚は退化しただけで,

人間には本来あると思っていた。

 

これがもし何らかの形で覚醒されて

利用できるようになれば、

 

人間はもうひとつ素晴らしい能力を

手に入れることができるのである。

 

今後の進展に期待したい。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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