◇ 国際情勢が動き出しそうだ。
それも、焦って米国が動き出す、
そんな感じだ。
あまり良い兆候ではない。
◇ 2020年の大統領選に向けて、
トランプ大統領の動向が
かなり怪しくなってきた。
いま選挙すれば、必ず負けるだろう。
それくらい、追い込まれている。
トランプ政権は急激に弱体化しており、
これだけ弱くなるとは驚きだ。
やはり、中間選挙で民主党に
負けたのは大きかった。
◇ このままいくと、
米国そのものがトランプ大統領を見限って、
別の候補に目を向ける可能性がある。
無論、それを決めるのは、
トランプ大統領を動かしている支持組織である。
トランプ大統領は彼らに見限られないように、
必死になっている。
しかし、これまでのやり方が
通用しなくなっており、
見限られる可能性が日に日に高まっている。
なぜそのようなことがわかるのかというと、
それは意外と簡単で、
トランプ大統領の言動を見ていくと、
いろいろ見えてくる。
◇ さて、現地時間5日に実施された
トランプ大統領の一般教書演説は、
まさにいま、そして将来のトランプ政権の
行く末を示しているかのような内容だった。
トランプ大統領は
「経済成長を続けるため、通商政策の転換と
国内インフラの再構築が必要だ」
と訴えた。
2020年の大統領選での再選に向けて、
好況の持続という
「二の矢」を模索しているようだ。
しかし、民主党が下院を抑えている。
そう簡単にトランプ政権の政策は進められない。
また、これまでの減税が財政を圧迫しており、
3年目のトランプ政権には
きわめて厳しい逆風が吹いている。
景気がよい時に財政を出し過ぎた
反動がいま来ている。
◇ 大統領選の際に景気が悪いと、
基本的に大統領選では勝てない。
いま、まさにそのような局面に
さらされているのがトランプ大統領
ということになる。
このまま景気が悪化していけば、
大統領選での敗北は決定的になる。
景気悪化時にこそ手腕が問われるが…
◇ トランプ政権が誕生して2年が経った。
確かに、景気は上向いた。
一般教書演説で、
「この2年間で530万人の雇用が生まれ、
賃金は数十年経験のない伸びとなった」
と豪語するトランプ大統領の
言い分も正しい面がある。
上下両院合同議会で1時間20分続いた
トランプ大統領の演説は、
まさに米景気への自賛で埋め尽くされていた。
それをアピールするしかなかったからだろう。
つづく
今日一日の人生を大切に!
コメントを残す