◇ 会津藩は、下の農民から、
上は殿様まで基盤の目を引く。
この「基盤の目を引く」
これが会津藩のキーワードになった。
それぞれ身分ごとに、
「すべきこと」
「すべきでないこと」
その道徳基準をはっきりと規定した。
◇ とりわけ、藩士はその行動基準を
細かく決めた。
「六科六行(りくかりくぎょう)」
「八則」
という規則を決めたのである。
「六科」は、藩士が成るべき
六つの人間像であり、
「六行」は日々努めるべき六つの行動
(行動憲章)
また、「八則」は、
してはならない8つの掟を定めた。
(重大コンプライアンス)
◇ 会津藩では、
「六行」と「八則」で
日常生活の行動の善悪も
厳しく規定した。
「六行」とは、
父母に孝行、兄に仕え、
弟を愛せ。
年長者を敬い、
年少者を慈しむ者になれ。
親族仲良く、
友の信用を大切にせよ。
担当した仕事には
我慢強く耐えよ。
親族友人が災難・病気・貧苦にあえば
これを救え。
親身になって人の世話をする人間は
いい人間だ。
現代では企業ごとに、
理念、憲章、ビジョンが
定められているが、
江戸時代は、藩ごとに、
道徳基準が定められていた。
つづく
<今日の名言>
習慣は真珠の首飾りだ。
結び目をほどけば、真珠はことごとく
糸から抜け落ちてしまう。
ロシアの作家
*達人と呼ばれるレベルになるための
鍵となるのは、良い習慣を作ることです。
スポーツでもプロでも、そのほとんどが
人並みはずれた練習を繰り返し行うことを
習慣としています。
欲しいものを得るためには、
良い習慣を身に付けましょう。
今日一日の人生を大切に!
コメントを残す