◇ 日々の仕事に追われながらも、
好きなことをやるために、
しっかりと時間を確保する人は多い。
しかし、好きなことの度が過ぎて
睡眠不足に陥ったり、
疲れが溜まったりすると、
仕事や生活に支障を
きたしてしまうかもしれない。
それを戒める
「病膏肓に入る」
という中国の故事がある。
◇「やまいこうこうにいる」と読み、
入るを「はいる」とは読まない。
「膏」とは心臓の下あたりで、
「肓」は横隔膜の上の隠れた部分を指す。
中国、春秋時代、
晋の景公が病気になったとき、
病気の精が二人の子供となって
膏と肓に逃げこんだので、
病気が治らなかったという
「春秋左伝」の故事による。
◇ 内臓の奥深くの
この部位が病むと、
針も灸もその力が及ばず、
病気が重くなって、
治療ができなくなる。
転じて、ある物事に熱中し過ぎて、
手のつけられないほどになる状況を
意味している。
◇ 職場においては
仕事が主であり、
好きなことや趣味は従であり、
優先させるものに重きを
置かなけれならない。
仕事を充実させるため、
節度を保ちつつ、
病気にならない程度に
好きなことを楽しみたい。
今日一日の人生を大切に!
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