コロナ地獄により世界の覇権を狙う習近平政権 ② vol.758

◇ 実は、トランプ大統領が

  新型コロナの発祥地を

  武漢のウイルス研究所であると

  言い放った日をさかのぼること半月前、

 

ワシントンポスト紙に

以下のような記事が掲載された。

 

新型コロナウイルスによる

パンデミック発生の2年前、

 

米大使館員が中国・湖北省武漢市にある

中国科学院武漢病毒研究所を何回も訪れ、

安全管理について警告を発した。

 

同研究所はコウモリのコロナウイルスに関する

危険な研究をしており、

 

SARSのようなパンデミックを

新たに起こす可能性がある。

 

ウイルス研究所の所員らは

米大使館の専門家に対し、

 

「研究所の安全を保つための

    技術者が不足している」と訴えたという。

 

◇ ワシントンポスト紙は、

 ウイルスが人工的に開発されたのではなく、

 

  動物に由来すると多くの科学者が

  考えているとしながらも、

 

武漢の研究所から漏れ出した可能性は

否定できないと指摘した。

 

もちろん、こうした米国サイドの見方に

中国政府は反発している。

 

アメリカが持ち込んだのではないかと、

他国のせいにするのも毎度のことだ。

 

しかし、現時点での米中両国を見る限りでは、

少なくともコロナ戦線に関しては、

中国に米国が手綱を握られている感じがする。

 

◇ サプライチェーンの

    重要なパートを中国が占めているために、

 

 今いちばん必要な医療用具やマスク、

 消毒液などが、北京政府の指示で

 中国の製造工場にとどまり、

 

他国に輸出できる数量が

限られてしまっているからだ。

 

北京を本気で怒らせると、

医療崩壊がますます進み、

 

自給自足でもしない限り

コロナ地獄から抜け出せないのではないか。

 

そんな恐れさえ抱かせる。

 

極端に言うなら、

国家の命運を人権軽視の独裁国家に

握られているような、

困った事態になっているのだ。

 

◇ 新型コロナが米国で流行する前、

   アメリカではマスク、人工呼吸器、

   消毒液が猛烈な勢いで売れていた。

 

中国人が故郷の親戚や知人に贈ったり、

母国で転売していたのだ。

 

武漢から燎原(りょうげん)の火のごとく

感染が広がっていた頃の話である。

 

中国を支援するため、

日本からもマスクなどが送られた。

 

武漢の病院の地獄絵のような映像は、

世界の多くの国民の目にはまだ他人事に見えた。

 

◇ そのころ北京政府は

  海外の中国人や、国営企業、

  民営企業に指令して、

 

ありったけのマスクを買い占めさせ、

防護服、医療用ゴーグルなどを

世界中から買い集めていた。

 

気がつくと、

中国における感染の勢いは下火となり、

 

欧米諸国や日本で、

医療物資やマスクの在庫が

底をつきはじめていた。

 

そして、新型コロナの流行は

イタリアをはじめヨーロッパに飛び火し、

やがてアメリカ本土にも上陸して猛威をふるった。

                                                  つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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