インチキ・アベノミクスの共同主犯は日銀総裁だった! vol.467

 

◇ 黒田日銀総裁は、いま問題となっている

    厚生労働省の毎月勤労の調査方法改定に

    深く関わっていたことが明らかになった。

 

正直、あぜんというか、

いや、ガッカリという表現の方が、

適切だろう。

 

◇ 2015年11月の経済財政諮問会議の

    議事録から明らかになった。

 

当時、厚生労働省が過去データの

実勢に合わせて修正をおこなったところ、

 

かなりの下方修正を強いられ、

民主党政権下の2011年の賃金指数を

2014年で下回るという

まさかの事態に陥ったとされている。

 

そのため2015年11月の諮問会議では

これが大問題となり、

 

当初は麻生太郎財務大臣が調査サンプルの

入れ替えを強く求めたとされている。

 

◇ そしてその後、

 

「直近の名目賃金のマイナスは

   統計上のサンプル要因が影響。

   実勢は緩やかに上昇していると考える」と、

 

この件に関して口火を切ったのが、

 

日銀の黒田総裁であったことが

判明してしまった。

 

◇ もともと黒田氏は

    生粋の財務省畑の役人のため、

 

日銀のプロパーで構成される統計局とは

一線を隔す存在であることは間違いない。

 

だが、すでにこの時は異次元の緩和から

2年半が経過し、

 

これといった経済指標上の成果が

いつまでたっても出ていない状況下だったので、

 

こうした改ざんに近いデータの入れ替えを

黒田総裁自身が積極的に口にしてしまったものと

思われる。

 

◇ これにより、日銀総裁は当時から相当、

     安倍政権に忖度する存在であったことも、

     明らかになってきた。

 

安倍氏に近い御用経済学者の伊藤元重や、

当時の安倍内閣の腰巾着である

高市早苗総務相や甘利昭経済再生相が、

 

こうしたデータ入れ替えに加担するのは

ある意味で非常にわかりやすい構図だ。

 

しかし、日銀の黒田総裁までもが

こうした進言に先陣を切っていたというのは、

かなりあきれる状況だと思う。

 

◇ 今後どのような展開になるのかが

    注目されるが、

 

少なくとも黒田総裁が、

国家データ偽装により無理やり創出した

インチキ・アベノミクス(別名:ウソノミクス)に,

 

猛烈に加担して片棒を担いでいた

共同主犯であることだけは明確だ。

 

これはもはや、言い訳のしようがない状況に

陥っているようにトンビには見える。

 

◇ 中国国家統計局が発表する

    各種経済データついても、

 

どこまで本当か判らないというのが

世界的な市場の見方だ。

 

実際GDPなども、地方政府から出てくるデータが

かなり改ざんされていることを、

 

この国家統計局の責任者が

公然と認めるというかなり唖然とする

事態も過去に起こった。

 

しかし他の国のことを 

嘲笑している場合ではない。

 

日本はもしかすると、

それよりも酷いものになるかもしれない。

 

今後発表されるあらゆる経済統計も

まったく信用する気にならなくなってしまったのは、

かなり残念なことだ。

 

◇ 米国では、トランプが

    FRBパウエルに物申したことで、

 

政権と中央銀行の独立性の問題が

強く問われてきた。

 

安倍政権はどうかというと、

少なくとも黒田日銀総裁は一体化しており、

 

日銀の独立性などなんら担保されていない

ことがバレバレの状況だ。

 

この国はここまで失墜した信頼を

一体どのようにして回復させていくのだろうか?

 

◇ 自国のファンダメンタルズを示す

     データ問題が大きく揺らいでいる以上、

 

この問題に目を背けるわけにはいかないが、

国内でこのように呆れる事態に

陥ることになるとは夢にも思わなかった。

 

正直なところ、かなりガッカリだ。

 

政治家も信用できない、

データも信用できないこの国に、

 

果たして明るい未来があるのだろうかと、

不安を払拭できない今日この頃である。

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください