ビジネスとスパイが一体化している中国 ① vol.434

 

◇ 中国外務省の楽玉成次官は、昨年の12月

    カナダのマッカラム駐中国大使を呼び出し、

 

ファーウェイの孟晩舟CFOの

拘束について強く抗議した。

 

楽氏は孟氏の即時釈放を求め、

 

「さもなければ重大な結果を招くことになり、

   カナダ側はそのすべての責任を負うことになる」

 

と警告した。

 

◇ 中国は本当に怖い国だ。

 

こういう場合、

中国が口だけでないことを

我々は知っている。

 

「中国漁船衝突事件」(2010年)の時は、

「レアアース禁輸」などなど、

 

さまざまな制裁をやられた。

 

そして、今回も中国はカナダに対して報復した。

 

どんな?

 

「カナダの元外交官が

     中国で身柄を拘束された」

 

ファーウェイの孟晩舟氏が

カナダで拘束された後に起きたという。

 

孟氏の拘束との関連は不明としているが、

中国によるカナダへの報復に間違いない。

 

◇ 拘束されたのは、

  「国際危機グループ(ICG)」で

   北東アジアのアドバイザーを務める

   マイケル・コブリグ氏で、

 

外交官として北京や香港での

勤務経験があった。

 

まさに、「目には目を、歯には歯を」だ。

 

◇ このせいなのかどうかはわからないが、

    カナダは孟氏を保釈した。

 

孟容疑者に犯罪歴がないこと、

健康面に不安を抱えていることなどが理由で、

 

約8億5,000万円相当の保釈金の

支払いを命じたほか、

 

24時間、追跡可能なGPS装置を

足首に装着することを保釈の条件とした。

 

孟容疑者はバンクーバーにある自宅に戻った。

 

足首にGPS装置をつけられているため

逃げることはできない。

 

これからどうなっていくのか注目だ。

 

◇ 孟晩舟氏が中国、香港の旅券を

    計8通以上所持していたと報じられ、

 

中国当局による「特別扱い」

注目が集まっている。

 

カナダ政府の訴追資料によると、

孟氏は過去11年間に中国の旅券を4通、

香港の旅券を3通、計7通発給されていた。

 

さらに、香港紙・明報は、

孟氏が7通とは別に

 

中国の「公務普通旅券」

所持していたと報道した。

 

計8通のうち、香港旅券の2通は

異なる名前とされる。

 

孟氏が海外での活動を

捕捉されることを懸念し、

 

渡航の際に複数の旅券を

使い分けていた可能性があるという。

                                     つづく

 

今日一日の人生を大切に!

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