◇その場限りの、一時点な営業のアップとか、
なさけないことを考えてしまうと、
その瞬間から営業は
「刈り取りモード」
さらには
「土壌疲弊モード」に入るのである。
ニーズのないお客さまにまで物を売りつけ、
「見込みのお客さま」という土壌が
枯れてくると、
多くの場合さらに強力で効き目のある
「化学肥料(=しつこい声掛け、過度なDM)」
の投入により、
無理やり「収穫量(=売上げ)」を
維持しようとすることになる。
ニーズを掘り起こすことは大切だが、
過度にやりすぎると、時間の経過とともに
どんどん回りの土地が痩せていき、
化学肥料なしでは収穫もあがらなくなってしまう。
安易、かつ過剰な化学肥料の使用は、
結果として「自らの首を絞める事態」
となる可能性も秘めているということだ。
◇ 目標は企業にとって重要であるが
「お客さまに必要なときに
必要なものを買っていただければいい」
というスタンスも大切だと思う。
そしてその時期がくれば、いっきに攻め込む。
その日のために日頃からスキルアップに
取り組んでおかなければならない。
機が熟してないときに無理に売り込んでも
決してお客様に喜ばれることはない。
縁があれば、いつかどこかのタイミングで
機が熟したときに購入してくれるのを待つ、
そのような心の余裕が必要であり、
営業の極意があると思われる。
「売りたいけど、売らない」 という
逆張りの精神が営業には
大いに役に立ちのではなかろうか。
<今日の名言>
一生の間、ずっとそうだった。
問題を見つけ、できるだけうまく解決し、
あとは優秀な連中に処理を任せ、
次ぎの問題へと進んでいく
ジョン・D・ロックフェラー
*自分ひとりでする仕事は限られている。
他人を信頼し、任せることも大事である。
今日一日の人生を大切に!
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