目の前のことが最重要の「朝三暮四」   vol.222

 「朝三暮四」いう四字熟語がある。

 

    サルを飼っていた宋の狙公が、

 

    サルに朝にはドングリを 三つ

    夜には 四つ やると言ったら、

 

    サルがイヤだといった。

 

では 仕方ないので、

朝四つ、夜三つ にしたら、

 

それでいいといったという話である。

 

◇ 一日に七つなんだから、

   同じことじゃないかと考えるのが人間だが、

  じつは大いに違う。

 

動物にとっては同じではない。

 

中国人は以前からそこに

サルと人間の違いがあると、

ちゃんと知っていたのである。

 

「朝三暮四」は、

 

   目先の利益を優先する人のこと

 

  とするのが通常の解釈であろう。

 

朝が三ではなく、四になるからである。

 

サルにとって目先のことが重要であり、

夕方のことなんか、知ったことではない。

 

しかし

「朝三暮四」はサルに限った話ではない。

 

いま ドングリを四つもらうのか、

 

10年後、20年後に四つもらうのか

 

将来のためにシッカリ考える必要がある。

 

今日一日の人生を大切に!

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