人間不信の哲学「韓非子」の名言 ② vol.132

 

◇ 司馬光という宋代の宰相が

     治国の要諦として、

     次の三つのことをあげています。

 

 1 人に官にす  

   2 賞を信にす  

   3 罰を必にす

 

 「人を官にす」というのは

     適材適所に人材を登用することですが、

 

 そのあとに続く「信賞必罰」こそ、

「韓非子」の言う「厳」にほかなりません。 

 

◇ 慈(情深い)とか恵(施しを好む)は、

 これがあれば人間として

    立派な人間だと言ってよい。

 

 しかしそれはトップにとって、

   逆に失格条項になるのだといいます。

 

 トップが慈や恵を過剰に持ちすぎると、

    判断を誤ることが少なくない。

 

 トップは情に流されて、

「信賞必罰」の基本を見失ってはならない。

 

 と韓非子は強調します。

 

 このぐらい厳しくないと中国のような

    大国は治めることはできないと思いますが、

 

 我々の会社の組織では、
     
 やはり「厳」「寛」

    バランス感覚は必要だと思います。 完

 

<今日の名言>

 

群れのあとについていけば 

最後に糞(くそ)を踏む
     
            アメリカのことわざ

    
*何事もできれば先頭を歩きましょう!

 

今日一日の人生を大切に!

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