いよいよ核心部分に迫ります!
◇「ビジネスへの活かし方」について
をもう少し詳しく説明します。
パレードの法則をビジネスに応用するとき
その最大の目的は、
「できるだけ少ない資産と努力で、
最大の利益を上げること」
にあります。
つまり
「効率を上げることを最大の目的」
としているということです。
◇パレードの法則のいち早く注目して、
それを取り入れて大成功した
企業がIBMです。
IBMはコンピュターを使う時間の
約80%が、全機能の約20%に
集中していることに気づきました。
そこでただちに、頻繁に使われる20%の
機能がユーザにとって使いやすくなるように、
オペレーティングシステムを書き換えました。
これによりIBMのコンピュターが
飛躍的に伸びることになりました。
アップル、マイクロソフト等、世界の
一流企業もこのパレードの法則を活かして、
使い勝手をよくして、シェアを広げました。
この法則を利用しているのは、
コンピュター関連会社だけではありません。
一流企業のマーケティングや企画を
やっている部門はすべてこの法則を
取り入れています。
◇またこの法則は、
数少ない商品に的を絞るが重要なのと同様に、
数少ない儲かる顧客に的を絞ることも重要で
あるということを、教えています。
例えば、
「会社の80%の営業収益は、
20%のお客さまから生まれる」
この20%のお客さまが誰かを把握して、
そのニーズに全力で対応することが大事
ということになります。
あまねく公平では、利益はでません。
公的な機関であればこれでいいのですが、
利益を重視するのであれば、
100%の顧客に集中するより、
核となる20%のお客さまに集中すること。
核となる20%の顧客に集中し、
その20%の顧客のニーズを
満たすことに重点を置く。
最良の20%の顧客に
時間の80%を使うようにすること。
重要なのは一部の顧客であり、
大半の顧客ではないということになります。
◇成功している企業はどこもみな、
この単純な原則を肝に銘じています。
そして、この法則はもちろん
「社員育成」にも大いに利用されています。
<今日の格言>
「上位20%の社員に経営資源を投入すること」
→「上位20%をさらに伸ばすこと」
つづく
*今日一日の人生を大切に!
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