「パレードの法則」で仕事と人生を豊かにすべし -第2回-  vol.21

「パレードの法則」の基本原理が

発見されたのは、1897年で、

発見したのはイタリアの経済学者 

ヴィルフレード・パレードでした。

 

パレードは19世紀のイギリスにおいて、

所得と資産の分布を調査しました。

 

そして所得と資産が一部の人たちに

集中しているのを発見したのです。

 

つまり、

 

わずか20%の人たちに

資産総額の80%が集中している

 

ことを発見しました。

 

これは実に興味深いことです。

 

世の中は構造的に不合理になる

ようになっており、

全体の規模やレベルが

上がれば上がるほど、

格差は拡がっていくことになります。

 

「富めるものはますます富み、

 貧するものはますます貧する」

この「マタイの法則」とおり、

社会の上下構造が隔絶していくのです。

 

◇そしてさらにパレードが発見した

もう一つの事実は、

時代を問わず、国を問わず、

集めたデータを調べたかぎり、

 

この不均衡のパターンが

一貫して繰り返し現れる

 

ことでした。

 

◇しかし残念なことに、

パレードは自分の発見したことの重要性と

適用範囲の広さに気づいていながら、

それをうまく説明できませんでした。

 

それが原因でこの法則は

長い長い眠りにつくことになります。

 

◇そして、1949年、

ハーバード大学の心理学教授ジップと

品質の神様であるアメリカ人ジュランによって、

この法則が証明されることになります。

 

その後この法則は世界中に広がり、

世界中の多くの経営者に

非常に大きな影響を与えてきました。

 

◇パレードの法則は、なかなか実感が湧かない

という現実があります。

 

それはなぜか?

 

我々は、原因と結果は釣り合うと考えがちです。

もちろん そうなる時もありますが、

しかし現実はそうなっていない

ということです。

 

原因と結果のデータを検証し、分析してみれば、

ほとんどの場合不均衡がみられということです。

 

“これは実におもしろい” ^_^    ことなのです。

                                                              つづく

 

*今日一日の人生を大切に!

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