人間の絆  vol.1024

サマセット・モームの

 「人間の絆」

  モーム自身の自伝的小説だ。

 

 だから主人公フィリップは

 モーム自身でもある。

 

幼くして親を亡くし、

足に障害を持つフィリップは、

人生の意味を考え続けている。

 

そして東方の王様の逸話を思い出す。

 

この王は人生とは何かを

  知ろうと願い、

 

  ある賢者にその答えとなる

  書を注文する。

 

だが、国事多忙な王は、

5百巻に及ぶ書を読む時間がないため、

賢者に要約を命じる。

 

要約が完成したのは20年後だ。

人生の命題は50巻になっていた。

 

だが、すでに高齢に王には、

その50巻を読む時間もなさそうに思われ、

 

さらに要約を命じた。

 

さらに20年が過ぎて、

賢者はたった1巻にまとめた本を持参した。

 

だが、死の床にあった王は

もうその1巻さえも読めない。

 

そこで賢者は王に、

人生の意義をたった一行にして伝える。

 

「人生は、生まれ、

 苦しみ、そして死ぬ」  と。

 

人生には意味など何もない。

 

フィリップはそれに気づいて救われる。

 

つまり、

 

 人生ということを

 真剣に考える人にとっては、

 人生は苦しみそのもの。

 

だから人は誰しも、

フィリップのように、

 

なぜかくも苦しい人生を

生きなければならないのかと思い悩む。

 

自分の無力さや小ささに苦悩する。

 

そしてそこから、

どのような境地を

切り開いていけるのかが、

 

非常に重要になってくる。

 

そんなに肩肘はって考えても

しかたないとか、

 

「人生は冥土までの暇つぶし」

というように楽観的に考えるとか、

 

そのようなことが

必要なのかもしれない。

 

そして究極は、

 

「人生は誰と出会えるか、

 その積み重ねでしかない」

 

人生とはまさに、

そういうことかもしれない。

 

<今日の名言>

頭を回転させて考えを整理したいとき、

文字にしてみることほど、

効果的な方法はない。 

  ウオーレン・パフェット(投資家)

*文字にすることにより、
   自分の考えや望みが明確になり、
   夢に近づくことができるのです。
   普段から文字にしてみる習慣が大切です。

 

今日一日の人生を大切に!

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