◇ 元外交官で、作家の佐藤優氏は
小説を読む重要性を
次のように述べている。
人間が個人的に経験できることは
限られている。
そのため、優れた小説で代理経験を
積んでいくことは、
人生を確実に豊かにする。
小説に登場する人物の心の内を
「代理経験」することで、
他人の気持ちになって
考えることができるようになる。
と佐藤氏は言う。
◇ 職場だけでなく、家庭や地域で、
私たちは様々な人と
関わり合って生きている。
時には、意見の食い違いから
衝突することもある。
人は皆、生まれ育った環境は異なり、
様々な価値観を持っている。
自己の培った尺度だけでは、
相手を理解することはできない。
読書を通じて「代理経験」することで、
相手の立場になって考える
度量が大きくなる。
「毎日忙しくて、
本を読む時間がない」
という人もいるだろう。
まとまった時間はなくても、
通勤電車の中、人を待つ間、
寝る前の10分間など、
意識して本に親しむ習慣を身につけたい。
そうすれば、読んだ数の本だけ
人生を楽しむことでできるのである。
<今日の名言>
人は命が尽きたときに死ぬのではない。
誰にも思い出してもらえなくなったときに、
初めて死ぬのである。
「道を継ぐ」 佐藤友美
今日一日の人生を大切に!
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