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先施の心  vol.1108

上杉鷹山は、

  財政改革と殖産産業をはかって、

  米沢藩の藩政を立て直した。

 

 鷹山が生涯に渡って

 師と仰いだのは、

 

「細井平洲」という

 尾張生まれの儒者。

 

 平洲は江戸に

 喝鳴館おうめいかん)

 という私塾を開いた。

 

また米沢藩の藩校

「興譲館」を鷹山とともに再興。

 

後に尾張藩にも仕え、

 

明倫堂の総裁として、

 

尾張藩九代藩主

徳川宗睦(むねちか)に重用された。

 

◇ その平洲の教えの一つに

 「先施の心」がある。

 

先施とは、

「先に施す」という意味になる。

 

相手が働きかけてくるのを

待つのではなく、

 

自分の方から先に

働きかけることが大切だという教え。

 

挨拶なら、

自分から進んで挨拶する。

 

自分から先に相手を敬う。

 

という教えだ。

 

◇ どれも自分から

  働きかけることにより、

 

 相手の心を動かす。

 

良いことは

人に先駆けて行いうこと。

 

それが人間関係を

より円滑にするだけでなく、

 

自らの人間関係を

高めることができる。

 

なるほど、なるほど、

大変勉強になる。

 

仕事にも

この「先施の心」が何よりも重要だ。

 

<今日の名言>

「正しいかどうか」ではなくて、

「やりたいかどうか」

        トンビ博士

*行動を重ねるに従って
 行動できる自分に生まれ変わる。
 人生は動かさなければ意味がない。
 動かないと何も起こらない。
 行動しなければゼロ。
 動けばプラスかマイナスかになる。
 いずれにしろ、行動により人生は動くのだ。

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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