「ダイバーシティ」は組織の肝   vol.1016

ダイバーシティとは、

 「多様性の受容」という意味だ。

 

 ダイバーシティが

 保たれている集団が議論をすれば、

 意見の対立や衝突が生じることが多い。

 

しかし、

そのような議論による摩擦を通じて、

「思い込み」が正され、

 

新しい気づきやイノベーションが

もたらされる。

 

ひとつの会社で長く仕事をしていると、

  どうしてもその会社の常識に

  同化されてしまう。

 

 そして、その会社特有のやり方に

 疑問をもつこともなくなり、

 それが当たり前になってしまう。

 

しかし、それが本当に

「当たり前」なのかどうか疑わしい。

 

もしかしたら、

同質性の高い者ばかりに

囲まれているために、

 

知らず知らずのうちに

陥ってしまった「勘違い」かもしれない。

 

しかし、

そこへ「異質な者」が入ることによって、

 

「それが、本当に当たり前なのか?」

 

という視点が持ち込まれる。

 

これがものすごく重要なのだ。

 

特にこのことを認識すべきは、

  リーダーであり管理者である。

 

   なぜなら、

 ダイバーシティは、

 

   批判を受容するということに

   ほかならないからだ。

 

人間は誰でも、

従順な人物を好ましく思い、

 

批判を口にする人間を

うとましく思うものだ。

 

そして、

ときにリーダーや管理者は、

 

人事権という「武器」を使って

異質な人間、気に入らない人間を

排除してしまう。

 

その瞬間に、組織の中の

「ダイバーシティ」は死ぬ。 

 

 

そして、イエスマンばかりで

周囲を固めた、

 

モノカルチャーの組織を

生み出してしまうのだ。

 

こうなると、

組織も確実に死ぬ。

 

我々は肝に銘じなければならない。

 

 異質な者を尊重せよ。

 

 あえて批判を求めよ。

 

 そういう生き方こそが、

 ダイバーシティを生み出すことができる。

       

そして、

受容することによって、

 

自らの過ちを遠ざけることが

できるのである。

 

これが組織の肝である。

 

 

今日一日の人生を大切に!

 

トンビ博士

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