Categories: 一般教養・雑学

ビットコインが未来を変える ③    vol.923

考えてみれば、

  仮想通貨が登場してから

  世の中が変わるまで、

  あっという間だった。

 

 発端は2014年だった。

 

東京・渋谷の「マウントゴックス」

という怪しい会社が倒産し、

 

ビットコインなる仮想通貨の存在が

世に広まった。

 

海外では、英国やカナダのように

いち早く仮想通貨を認め、

 

関連法の整備や仕組み作りに

取り組む国もあった。

 

だが日本は、

 

「国家の後ろ盾がない通貨が

 普及するはずがない」

 

という立場を崩さず、

 

すべての対応が後手にまわった。

 

その結果、社会にさまざまな

混乱の種をまき散らすことになった。

 

 仮想通貨の普及率が上昇する中、

  金融機関がそれまでドル箱としていた

  あらゆる手数料が劇的に低下した。

 

その結果、

金融機関には大きな打撃となった。

 

金融機関以上に

大きな打撃を受けたのは国だ。

 

個人や企業間のカネの流れが

把握できなくなり、税収が激減した。

 

ビットコインによって国は事実上、

金融政策を放棄せざる得なくなった。

 

仮想通貨が産声を上げてから、

 10年足らず。

 

その普及の過程では、

会社を早々と退社し

関連ベンチャーを起業し、

巨万の富を築いた者も現われた。

 

逆に、多くの金融機関の社員が職を失った。

 

「まさか、ここまで早く

 普及するとは思わなかった」

 

と誰もが口にした。  

        つづく

 

<今日の名言>

戦いにおいては、

一人が千人に打ち勝つこともある。

しかし自己に打ち勝つ者こそ、

最も偉大な勝利者である。

  ネルー(インド初代首相)

 

*人生は自己との戦いがすべて。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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