Categories: 一般教養・雑学

ビットコインが未来を変える ②    vol.922

仮想通貨「ビットコイン」の大手取引所、

  マウントゴックス(東京・渋谷)が

  経営破綻してから66カ月半が経過した。

 

  仮想通貨に対する規制が設けられるなど、

  ビットコイン・ブームが収束する

  きっかけになるともいわれていたが、

 

その後も仮想通貨の人気は

衰える様子がない。

 

昨年末の12月には

200万円を超える最高値に達した。

 

現在も1BTC(ビットコイン)は、

290万円前後で取引され、

相場はむしろ上がる傾向にある。 

 

そして4年後の 2025年4月

  ビットコインによる給与支払は、

  世の中にすでに定着していて、

 

 円での受け取りを指定しているのは

 昭和生まれのシニア世代だけだという。 

 

 大卒の初任給は「0.023BTC」とのこと。

 

銀行の支店は相変わらず減り続け、

4年前と比べると半分以下になった。

 

給料日には都内各所でATMの前に

中高年が長蛇の列を作っている。

 

時間外手数料も先月から100円に上がった。

 

食品スーパーのレジでも、

「円レーン」は高齢者でごったがえしていて、

夕飯の材料を買うのも一苦労だ。

 

自販機の現金対応型は

都心に一部残るだけで、

 

仮想通貨を入れた端末を持たずに

郊外に出かけようものなら、

ジュース一本買えない。

 

いまだにビットコインに慣れない

   昭和生まれには、

    生活しずらい社会となったが、

 

   一方で、若者には大変便利な社会になった。

 

お金が足りなくなっても

ATMを探す必要もない。

 

スマートフォーンで、

クラウド上にあるウオレットを

起動するだけだ。

 

デパートでも、スーパーでも、

コンビ二でも、

 

「ビットコインレーン」に並べば、

簡単に支払いができる。

 

カバンからスマホを取り出せば、

会計は1秒で終了する。 

 

しかし、これは仮想通貨の

  長所の一部にすぎない。

 

ビットコインがあれば、

世界中どこへ行っても両替の必要がない。

 

海外旅行も楽だ。

 

ネットさえつながれば

どんな秘境でも受け取れる。

 

そして、ビットコインの本当の価値は、

世界のどこへも誰にも、

安い手数料ですぐに送金できることだ。

 

これはトンビの想像の物語ではない!

 

「すぐそこにある現実の未来である」

 

しかし、便利になったと引き換えに、

社会にさまざまな混乱を引き起こすことになる。 

                 つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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