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世界の流れが大きく変わる「グレイト・リセット」① vol.898

未だ混乱は続いているとはいえ、

  バイデン氏の当選がほぼ確実となった

  アメリカ大統領選。

 

しかしながらトランプ大統領に

煽られた支持者たちによる

暴動の可能性も囁かれており、

 

予断を許さぬ状況となっている。

 

この先アメリカ社会は、

どのような方向に進んでゆくのか。

 

NYダウや金価格も上昇している。

 

    一部の投資家はリスクオフに

    動いているが、

 

  多勢はリスクオンを

  維持しているようである。

 

そして、トランプ支持者の集会や

開票中止を訴えるデモで、

多くの人が集団で行動している。

 

このため、コロナ感染者数が、

1日で12万人を超えてきている。

 

現時点、

  バイデン氏の勝ちになっているが、

 

 法廷闘争になり、

 大統領の決定が遅れると、

 

迅速な財政出動もできなく、

株価は下落の方向にシフトする。

 

トランプ氏が法廷闘争しても、

最終的にはバイデン政権になる。

 

しかし、コロナ感染拡大で、

欧州のようなロックダウンを

バイデン次期大統領が行うと、

 

景気は後退する危険もあり、

財政出動の量が制限されてしまう

リスクも出てくる。

 

いずれにせよ、長引くと、

コロナ感染と大統領選挙の混乱

という2つの事態で、

 

米国の経済は大きな痛手を

受けることは間違いない。

 

米国衰退の原因は、

  熱狂的なアジテーション能力のある人を

  大統領にしたことにある。

 

  そして、その結果、

  左派のウォーレンが財務長官になれば、

 

法外な財政出動による

赤字支出を伴う社会主義政策になる。

 

現在、多くの人が

家賃滞納に追い込まれている。

 

このため、

追加の特別給付が必要になっている。

 

それもコロナ感染が短期に終わるはずもなく、

長期間の給付になる。

 

この給付と財政出動の結果は、

国債金利の上昇とドル安をもたらす。

 

それと、アマゾンなどのハイテク企業や

富裕層への極端な増税になる。

 

米国は、国内の混乱が増すと、

  国内での特別給付などに予算が回り、

    軍事費や援助費を減らすしかない。

 

このため、国外の問題を解決する能力は

大きく減退する。

 

このような米国の混乱を尻目に、

中国は南シナ海の占有や

台湾への締め付けを強化することになる。

 

そして同時に尖閣諸島への締め付けも

強化してくることは想像がつく。

 

しかし、中国包囲網などの外交的な動きは

米国と協調して行う必要があり、

米国の戦略を確認するまでは、動けない。

 

ということで、中国とロシアとっては、

まさにチャンス到来ということになる。

                つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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