◇ アメリカを代表する奇術師の
ハワード・サーストンは、
舞台に立つ際に、
心の中で必ず、
「私は、お客様を愛してます」と、
何度も繰り返し唱えていた。
◇ トンビの友達も、
研修会の講師として、
人前で話す機会がある。
その彼が、この話を知り、
「自分もその言葉を真似してみよう」
と思いついた。
ある日、
「私は、皆様を愛してます」と、
心に念じながら壇上に立った。
すると、大勢の人を前にしても
過度に緊張することがなくなった。
その上、参加者に対して
親しみを感じることができ、
以前より話が滑らかに進むようになった。
そこで、彼は、今後も
サーストンの言葉を心で唱え、
多くの人たちに愛情を
向けていこうと決めた。
◇ 人は、それぞれに、
語り尽くせないドラマがあり、
さまざまな苦難を乗り越えて、
今に至っている。
いつもは言葉を交わさない関係でも、
その人を表面だけでなく、
よく知れば知るほど
愛おしさも湧いてくる。
そういった関係の相手でも、
「あなたを愛していいる」と、
心から思った瞬間に、
その波動が伝播して、
その場の雰囲気までも
変えてしまうのかもしれない。
「愛している」という想いで
人に接することは、
コミュニケーションの
コツなのであろう。
今日一日の人生を大切に!