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フリーランスとしての生き方 ②  vol.854

日本では「フリーランス」と名乗ると、

 「フリーターですか?」

   問いかけられるケースもあるが、

 

それは大きな勘違いに他ならない。

 

そもそも「フリーター」は、

完璧に単なる和製英語。

 

具体的には、主婦と学生を除き、

パートやアルバイトで生計を

立てている方を指す。

 

かつては34歳までの若年層

という定義も存在したが、

現在ではその限りではない。

 

英語では「part timer

part time job」と表現され、

full time employ」でない方々を指す。

 

一方「フリーランス」は

  列記とした英語。

 

「フリーランサー=free lancer」は

  元来「束縛されない槍騎兵」

  を意味になる。

 

中世の傭兵をさした言葉が、

そのまま職業を形容する言葉に

派生したことになる。

 

英語ではフリーランスの代わりに

self-employed」や

independent」とも表現される。

 

決定的な違いは、フリーターが依然、

雇用主の下に属しているのに対し、

 

フリーランスには雇用主がなく、

自身が主(あるじ)である点だ。

 

また、日本社会において、

  フリーターが往々にして

  時給制であるのに対し、

 

フリーランスは成果に

対価が支払われる点だ。

 

さらにフリーターの勤務地はコンビニなど

特定の場所に拘束されるケースが多いのに対し、

 

フリーランスは自宅やスタジオや

コンサート会場など、

 

自らの職務を遂行できる場所なら、

どこでもその活動拠点となる。

 

こうした言葉の意味を突き詰めて行くと、

アルバイトやパートに対して「フリー」、

 

つまり「自由」という言葉を当てはめるのは、

矛盾であり本末転倒に思われる。

 

職業認識の段階で、

フリーランスの方にとっては、

 

「フリーターと混同されるのは、

         ごめんこうむりたい

 

となるのも無理からぬ流れだろう。

          つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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