◇「ブラック・スワン」は
予期せぬ危機を意味するが、
現在、世界が心配するのは
「ホワイト・スワン」である。
これは、現時点で危機が
起こりそうだという予見事象が、
本当に起きてしまうという意味だ。
◇ ありうるのは、
米中対決によるアジア地域戦争
米イラン対決による中東地域戦争
気候変動による大災害
世界的大恐慌
米国の分断 などで、
予測できる事象が起こるだけで
世界は大混乱する。
このうち「世界的大恐慌」は
現に起こっているが、
大規模な経済対策で
見えないようにしているだけである。
これが今後、大企業の倒産などで
明確に見えるようになるだろう。
◇ もう1つが、
米トランプ大統領の行動である。
トランプ大統領は、
自分が不利であることから、
11月の大統領選挙を延期すると
言い始め撤回したりしている。
コロナ感染拡大の影響で、
郵便による投票となると
不正が蔓延するため、
選挙結果を信用できなくなるという。
しかし、大統領選挙を
延期する権限は議会にあり、
民主党も共和党の両議会ともに
延期させない方向なので、
いまのところ大統領選挙は11月3日に
予定通りおこなわれるだろう。
◇ しかし、大統領選挙で負けても、
トランプ大統領がホワイトハウスに
居座る可能性も出てきた。
「選挙自体が不正であり、
選挙無効だ」
と言い始める可能性である。
これで米国の分断が明らかになる。
元側近のボルトン氏は、
トランプ大統領が11月の大統領選で
再選すれば、対中強硬から一転して
融和姿勢を示し、
さらなる貿易合意を模索する
可能性があると指摘した。
中国と米国は、いまでも裏で
交渉をしている可能性があるようで、
選挙向けの対中強硬ポーズの
可能性を指摘している。
つづく
今日一日の人生を大切に