◇ この政権は、今もなお
一貫性のない情報を
国民に与え続けている。
財界にはテレワークで対応して、
会社に来ないようにとしきりに
要請しているが、
その一方で、
国民には新しい生き方であると称して
旅行に出かけるように仕向けており、
実際に「Go To Travel」などという
キャンペーンが粛々と始まってしまった。
◇ さらに誰に吹き込まれたのか
知らないが、
「ワーケーション
(ワーク+バケーション)」
などという造語を創り出して、
推奨しようとしている。
そもそも国内では本格的なテレワーカーは、
事務職の3割にも満たない状況であり、
普通のリモートワークでも
四苦八苦しているのに、
ITのセキュリティもない旅行先に
端末を携行して、
一体どういう仕事をすることを想定して
こういう事を言っているのだろうか?
現実的に、何の仕事を想定して
このような話を国民にするのか、
まったく理解できないというが
率直な感想だ。
コンセプトはわからないでもないが、
リアリティのない荒唐無稽な発想と
言わざるをえない。
◇ 国内経済は、2018年10月をもって、
「景気回復は終了し、
戦後最長には至らず」と
先日やっと政府が認定した。
国がはっきり言わなくても、
GDPの縮減を見れば、
すでに「リセッション入り」
していることは誰でもわかる。
そんな最悪の時期に
無理やり消費税を増税し、
さらに年明けには新型コロナ感染で
大ダメージを受け、
東京五輪は延期され、
しかもこの夏には、
政府は決して認めたくない、
第2波の到来を受けているわけだ。
そんな中で10万円の給付金と
マスクだけを配布されても、
かなりの国民が経済的に
生きていかれない状況に陥っているのは、
ほぼ間違いないと思われる。
つづく
今日一日の人生を大切に!