◇ 彫刻家で、東京芸術大学の
学長を務めた澄川喜一氏。
ご自身が芸大に入学した時の思い出を、
回想している記事を読んだことがある。
◇ 当時の学長は、
入学式の式辞を述べた。
おめでとう !
入学した170人は磨けば
光る原石である。
この中から一つか二つ、
美しく輝く宝石のような
芸術家が生まれれば、
それでよい。
ほかの168人は
宝石を磨く手伝いをせよ!
◇ 裏方には裏方の喜びと
やりがいがあるとはいえ、
磨く手伝いをするよりは、
誰しも自ら輝きたいのが人情。
しかし、
芸術の世界の現実は、
まさにそういうことであり、
学生たちの衝撃の深さは想像がつく。
今日一日の人生を大切に!