◇ 相手の健康を気遣い、
松の内(元旦から七日)を過ぎてから
立春(二月四日)までに届ける
季節の挨拶状を寒中見舞いという。
近年では、年賀状の返信や喪中で
年賀状を出せない場合に使われることが多い。
◇ もともと「見舞」とは村落において、
取り込み中の状態にある人を
助ける意味がある。
「田植見舞」や「普請見舞」などがあり、
周囲の人が食べ物を持ち寄り、
飲食を共にすることで、
その人を力付けたことが始まりのようだ。
寒中見舞いは簡略的だが、
相手を気遣う心は、葉書を通して伝わる。
◇ 我々は時期により、
業務に多忙を極めることもあるが、
相手を気遣う心は忘れずに
持ち続けたいものだ。
それは間違いなく巡り巡って
自分にも帰ってくる。
時には心を込めて寒中見舞いを
書いてみてはいかがだろうか。
今日一日の人生を大切に!