◇ アメリカと中国は激しい
貿易戦争を繰り広げているのだが、
アメリカが中国を徹底的に
追い込んでいる背景に何があるのか。
それは、中国政府が官民一体で、
「次世代通信技術、ロボット、宇宙技術、
ハイテク船舶、最先端鉄道、自動運転車、
新エネルギー自動車、 ハイテク農業、
原子力、新素材、バイオ」
を制覇しようと計画し、
アメリカの技術をそっくり移転させて
覇権を奪い取ろうとしているからだ。
◇ 中国政府の手段を選ばないやり方は
激しく批判されるべきだが、
ひとつ考えなければならないのは、
中国政府の「将来を見る目と実行力」は、
アメリカが脅威を覚えるほどの的確さで
遂行されていることだ。
中国政府は、国を発展させるために
「今後10年に何をすべきなのか」を
完全に把握しているのである。
◇ 翻って日本を見ると、
日本政府は完全に「今後10年」に
関して無策であり、
混乱していると言っても過言ではない。
「日本という国は10年後は終わりだな」
と思われても仕方がない。
「このままでは日本は立ち遅れる」
という危機感が政府になく、
フィンテックにも乗り遅れ、
スマートフォンでも出遅れ、
クラウドで支配され、
セキュリティも大甘で、
今後は数々のイノベーションに
置いてけぼりにされてしまう可能性が
非常に高まっている。
アメリカ政府も中国政府も、
「絶対に負けてはいけないイノベーション」
をしっかりと把握して、
官民一体で存続を賭けた戦いを
繰り広げているのに、
日本政府は「何が大切なのか」を
トップが誰もわかっていないのである。
こんな日本に未来はあるのか?
このままでは完全に手遅れになる。
これは非常に憂慮すべき問題であると
誰もが認識しなければならない。
未来の子どもたちのためにも‥‥
今日一日の人生を大切に!