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アメリカがトランプ大統領を見限るときが来た ①    vol.462

 

◇ 国際情勢が動き出しそうだ。

 

  それも、焦って米国が動き出す、

  そんな感じだ。

 

あまり良い兆候ではない。

 

◇ 2020年の大統領選に向けて、

    トランプ大統領の動向が

    かなり怪しくなってきた。

 

いま選挙すれば、必ず負けるだろう。

 

それくらい、追い込まれている。

 

トランプ政権は急激に弱体化しており、

これだけ弱くなるとは驚きだ。

 

やはり、中間選挙で民主党に

負けたのは大きかった。

 

◇ このままいくと、

    米国そのものがトランプ大統領を見限って、

    別の候補に目を向ける可能性がある。

 

無論、それを決めるのは、

トランプ大統領を動かしている支持組織である。

 

トランプ大統領は彼らに見限られないように、

必死になっている。

 

しかし、これまでのやり方が

通用しなくなっており、

見限られる可能性が日に日に高まっている。

 

なぜそのようなことがわかるのかというと、

それは意外と簡単で、

 

トランプ大統領の言動を見ていくと、

いろいろ見えてくる。

 

◇ さて、現地時間5日に実施された

     トランプ大統領の一般教書演説は、

 

まさにいま、そして将来のトランプ政権の

行く末を示しているかのような内容だった。

 

トランプ大統領は

 

「経済成長を続けるため、通商政策の転換と

                 国内インフラの再構築が必要だ」

 

と訴えた。

 

2020年の大統領選での再選に向けて、

好況の持続という

「二の矢」を模索しているようだ。

 

しかし、民主党が下院を抑えている。

 

そう簡単にトランプ政権の政策は進められない。

 

また、これまでの減税が財政を圧迫しており、

3年目のトランプ政権には

きわめて厳しい逆風が吹いている。

 

景気がよい時に財政を出し過ぎた

反動がいま来ている。

 

◇ 大統領選の際に景気が悪いと、

    基本的に大統領選では勝てない。

 

いま、まさにそのような局面に

さらされているのがトランプ大統領

ということになる。

 

このまま景気が悪化していけば、

大統領選での敗北は決定的になる。

 

景気悪化時にこそ手腕が問われるが…

 

◇ トランプ政権が誕生して2年が経った。

 

     確かに、景気は上向いた。

 

一般教書演説で、

 

「この2年間で530万人の雇用が生まれ、

   賃金は数十年経験のない伸びとなった」

 

と豪語するトランプ大統領の

言い分も正しい面がある。

 

上下両院合同議会で1時間20分続いた

トランプ大統領の演説は、

まさに米景気への自賛で埋め尽くされていた。

 

それをアピールするしかなかったからだろう。

                                                    つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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