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人生の終わりに希望を持つことの意味 vol.410

 

「生まれる」というゼロの地点から

    「死ぬ」という最終地点までの間に、

 

   不公平や不平等など、

   さまざまな個人差が出てくる。

 

   だがオギャーと生まれる瞬間と、

   死ぬ瞬間だけは、

 

すべての人が平等 

 

   いや、死ぬ間際ではなく、

   定年等で、社会的に終わってしまうと、

 

   本人は気づいてないかもしれないが、

   その時点で誰もが横並びとなる。

 

   若い頃に秀才であろうとなかろうと、

   美人であろうとなかろうと、

  一流の企業に勤務しようとしまいと、

 

 終わってしまった人間の着地点に

そんんに大きな差はない。

 

 ◇ 着地点に至るまでの人生は、

     学歴や資質や数々の運などにも影響され、

     格差や損得がたしかにあるだろう。

 

   だが、社会的に「終わった人」になると、

   みんな同じである。

 

   みんな横一列である。

 

そんなの絶対に許されない!

 

俺は一流企業に勤めていたんだ!

 

俺は頑張って取締役までなったんだ!

 

しかしそんなことを言っても

それはもう過去の話。

 

社会的に終わってしまえば、

 死に向かって、誰もが一方通行で

残りの人生をずっと歩まなければならない。

 

その歩みはもしかしたら

虚しいのかもしれない。

 

◇ 人生の終着地点に向かうまでに、

    その間何度も光り輝く場面は、

    たしかにあるだろう。

 

ただしゴールには必ず

輝きを失った死が待っている。

 

人生のすべてがゼロに戻ってしまう死は、

トンビにとってもそれは虚しい。

 

だからその虚しさを和らげるため、

心の支えとなる宗教や信仰に

人間はすがるのだろう。

 

死んだ後にも希望があれば、

虚しさを感じることなく生きていける。

 

人生の終わりにも希望を持つことは

大事なことなのだ。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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