◇ 世の中で、人にあることをさせる
ように説得する方法は、
たったひとつしかない。
それは、その人が何となく自発的に
そのことを実行したくなるように、
上手に道案内をしてやることである。
これは、デール・カーネギーの言葉だ。
◇ 人はその欲するところに従って
行動するときにのみ、
労力と時間を惜しまずに、
人は動くものである。
どんな場合でも当てはまるこの法則は、
他のあらゆる人間関係の諸法則に
まさる最高最上の法則である。
過去・現在・未来を通じて、
この法則の価値は不変である。
この法則こそ、文明社会における
他のありとあらゆる法則のうえに
「法則第一条」として大きく
浮かび上がっているものなのだ。
◇ では、どのようにしたら、
人は自発的に動くのか。
言葉を換えて言えば、
相手に興味を起こさせる主な点は何か。
さらに言葉を換えて言えば、
突けばくずれる相手の
いちばんの弱点とするところは何か、である。
人と面談する場合でも、会議に臨む場合でも、
あるいは大事な電話をかける場合ですら、
話の中で言わんとする要点を
ことごとく記憶しておいて、
それをすべて論理的な順序で言いつくし、
簡単でしかも最も重要な点に主力を置いて話す。
基本的に、人に行動を起こさせる
動力となる要素は、たった二つしかない。
すなわち、
利益を得ようとする欲望
と
損しては困るという恐怖心 である。
この恐怖心を利用すれば相手を動かす
最も強力な要素となると教えている。
ここを意識して話ができるようになると
「人が動く」→「人を動かす」に
つながるのである。
今日一日の人生を大切に!