◇ 営業がうまくいかなかった時に、
お客さまが少ない、環境が悪い、
忙しくてできないなどと、言う人がいます。
物事をこちらのサイドからだけ考えて、
一面的にだけ捉えてしまっているケースです。
本当の理由がわかっていない、
単なる言い訳にすぎません。
営業に限らず、仕事を進めてゆく上で、
お客さまや関係会社、仕入先、経営者、
社員とその家族など、関係する人々の
立場に立って考えることは重要です。
◇ 自分の会社の人とだけ話をしていると
思考方法や考え方は似てきますし、
ルール、判断基準、常識のようなものが
自然と出来てきて、
いわゆる
「モノカルチャー」
になっていきます。
その組織や会社が大きくなればなるほど、
良くも悪くも、このモノカルチャーから
逸脱することができなくなります。
そして新しい思考方法を手に
入れることがだんだん難しくなります。
特に年齢を重ねるほど
その傾向が強くなっていきます。
◇ ワタミの渡邉美樹氏は、
自身の多面的思考のベースとなる体系は、
「マイケル・ポーター」と
「フィリップ・コトラー」と、
「ピーター・ドラッカー」であり、
その他の余計なものはいらないと
言っていますが、
これは少し言いすぎのような気がします。
「無用の用」という言葉があるように
余計なもの理解しないと
何が正しいことなのか
見えてこないこともあります。
しかし、そう信じられる心の師、
メンターを持つまで多くの書籍を
読み込むことが大切です。
そして、会社以外の友人や異業種の
人たちの話を聞いたり、
FacebookやTwitterなどを介して
意見交換するなどして、
多くの人の意見を聞くことも必要です。
多面的に見て考え、俯瞰的に判断できる
そのような人間になりたいものです。
つづく
<今日の名言>
サラリーマン川柳
「デジカメのエサは何だと孫に聞く」
*このくらいかわいいジジイになりましょう
今日一日の人生を大切に!