Categories: 人物に学ぶ

本田宗一郎の「失敗のすすめ」   vol.117

◇ ホンダを創業した本田宗一郎氏は、

   一年間を振り返って

 

「会社に最も大きな損害を与えた人」

 

  に社長賞が送られていたというのです。

 

  何か新しいプロジェクトに挑んでみて、

  志が遂げられなくて失敗してしまった。

 

  それが最も大胆で、巨額だったものに、

  社長自ら社長賞を与えていたというのです。

 

  ここには、まさに本田宗一郎の

  経営哲学 があります。

 

  本田宗一郎氏の懐の深さを

  感じ入る事柄でもあります。

 

◇ 危険を冒さない会社、何か新しいものに

   挑戦しない会社は前進しないということです。

 

   リスクを冒して、失敗を繰り返し、

   そこではじめて何かができ、会社は一歩、

   前進することができるのです。

 

◇ かつて、プロバスケットボール選手 

   マイケル・ジョーダンも

   このように言っていました。

 

    900回以上のシュートを外し、

      300試合の勝負に敗れ、

  勝敗を決める最後のシュートを任されて

            26回も外した。

 

   人生で何度も何度も失敗した。

 

      それが成功の理由だ。

 

◇ 10のうち9失敗して

  1成功する人間のほうが、

 くよくよ考えて、1しか試さない人間よりは、

 成功の確率が高まります。

 

  10実行して9失敗する人間は、

  いい方を変えれば、見方を変えれば、

 

「100実行したら、10 成功する人間」

 

  なのです。 

 

  1しか試さない人間より、

   こっちの方がトンビにはよっぽど偉く見えます。 

 

◇「重大なコンプライアンス違反」についても 

    本田宗一郎氏が生きていたら、

   彼は必ずこのように言います。

 

   お前は、重大なコンプラ違反もしたが、

       いままで こんなに大きな 

    いい仕事をしてきたじゃないか!

 

「重大なコンプラ違反」という

  事象にのみにフォーカスするのではなく、

 

  鳥瞰的な見方ができる人間、

  これが真に懐の深い人間という

  ことではないでしょうか。

 

 本田のオヤジさんは、

 まさにそういった経営者でした。 

 

今日一日の人生を大切に!  

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トンビ博士

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