◇ 私が若い人々に伝えたいことの中でも
とくに強調しておきたいのが、
「リベラル・アーツ」を学ぶことの重要性だ。
「リベラル・アーツ」とは、日本の大学でいえば、
専門過程に上がる前の教養課程での
種々の講義のことだ。
「トンビ博士の教養講座」のブログの名称の
由来もここからきている。
リベラルは、本来「自由」という意味である。
つまり「リベラル・アーツ」とは、
人間が自由になるための学問なのだ。
この「リベラル・アーツ」をきちんと
学んだかが、これからの社会では
大きな意味を持つと トンビは考える。
「リベラル・アーツ」では、人類が学んできた
歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、
芸術や文学、自然科学全般について勉強する。
幅広い分野の学問的分野を
横断的に学ぶことにより、
「物事をさまざまな角度から批判的に考える能力」
「問題を発見し解決する能力」
「多様な人々とコミュニケーションする能力」
などを身につけることができる。
◇ 実は「リベラル・アーツ」で学ぶ基礎的な
素養が、人間として生きていくうえでも、
資本主義の仕組みを理解して物事を判断して
いくうえでも、非常に重要になる。
社会に出てから本当に意味を持つのは、
インターネットにも本にも書いていない、
自らが動いて 夢中になりながら
手に入れた知識だけだ。
自分で身につけた幅広い知識だけが、
自由になるための原動力となるのである。
*今日一日の人生を大切に!