クラーク博士の有名な言葉の続きに真の意味がある !  vol.27

◇今年の5月初旬に北海道の羊ヶ丘展望台

 というところに行ってきました。

 

 北海道らしい広大な風景と眼下に

 石狩平野を眺めることができる

 この展望台は、牧歌的な雰囲気があり、

 今回の旅行で一番印象に残ったところです。

 

◇そしてその敷地内には、

 あのクラーク博士の立像があります。

 

クラーク博士は、1826年アメリカ、

 マサチューセッツ州で生まれました。

 

 マサチューセッツ農科大学の学長

 として就任したものの、

 そのタイミングで南北戦争が勃発。

 

 失意の博士はここで運命的な

 出会いを果たします。

 

 同学初めての日本人就学生で、

 のちに同志社大学の

 創始者になる新島襄との出会いです。

 

 彼は博士の化学の講義に出席していて、

 その講義の素晴らしさに感服。

 「ぜひ、私の国の人にも教えてください!」

 と熱心に依頼し、さらに明治政府にも働きかけ、

 日本にやって来たのです。

 

◇歴史を動かした偉人たちの胸像を

 見てもあまり感動も覚えませんが、

 この立像はモノが違います。

 

 絵になります。  芸術品です!

 立像に躍動感がみなぎってます。

 遥か向こうを指差す右手の動き

 に魅了されるとともに、

 そばに寄ると 彼の低音で、張りのある、

 力強い肉声まで聴こえそうな、

 そんな素晴らしい彫像でした。

 

◇そしてその肉声の内容は、あの有名な言葉

   Boys  be  ambitious !   (少年よ、大志を抱け)

 

 しかし、実はこの言葉には、続きがあります。  

   Like a oldman      (老人のように) 

 

 老人というのは、いつ死ぬかわからない。

 だから その日1日を大事に生きている。

 

 少年たちも大きな志を持ちつつ、

 老人と同じ死生感を持ちながら、

 1日、1日を大事にしなさい

 というメッセージです。 

 

 vol.8で「人生時計」という話をしましたが、

 人生は本当に短い  あっという間です。

 

 クラーク博士は、この最後の一行を

 伝えたかったのではないでしょか。

 

*今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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