◇野球解説者の野村克也氏が
かつてテレビのインタビューで
次のようなことを言っていました。
***************************
多くの選手が毎年 年頭に際して、
同じ抱負を述べる。
同じ努力を誓って頑張りますと言う。
しかしそれは素質の世界のことです。
「素質いっぱいのところで技術的限界がくる」
そしてプロの選手でもそれを超えられない。
こういう選手は二流にとどまるしかない。
そして その素質の一段上に「才能」がある。
才能とは、頭脳の中に埋め込まれた情報のこと。
その情報を駆使することで、一段上のレベルにいける。
そのことに気づくかどうか。
それが一流と二流を分ける 分水嶺となる。 (野村 克也)
****************************
◇プロの野球選手は、
だれもが野球に対する素質があり、
センスがあります。
そういった素質を持った人のみが、
プロの世界に入ることができます。
したがって、ごく一部の限られた人
のみということになります。
しかしその野球の素質だけでは、
必ず限界がくると野村氏はいいます。
二流の選手から一流の選手になるためには、
「そのことに気づき」
「いままでの情報や経験を駆使」して
「工夫をして、改善して、努力を積み重ねる」
ことが大事であると
言いたかったのではないでしょうか。
◇我々の ビジネスの世界も同じだと思います。
センスだけでは必ず壁にぶつかります。
目標を持って、日々努力を積み重ねることは
言うまでもありません。
◇改善や努力は、単なる「微差」にすぎません。
しかしこの「微差」の積み重ねが、
「素質」の一段上の「才能」に変わり
やがて他を超越する「絶対差」となるのです。
◇結局、「一流」を手中に収めるには、
毎日毎日の地味な改善と努力を
重ねしかないのです。
「凡事徹底」
「平凡を非凡に努める」
「微差を積み上げて絶対差とする」
鍵山秀三郎(イエローハットの創業者)
*今日一日の人生を大切に!